【第8回】無名選手からアジア代表に登りつめた越崎歩さん(現 福場歩さん)メッセージコラム


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そして入社三年目の全日本選手権。二度目の転機が訪れました。

シングルス四回戦で前年度準優勝の小西選手と対戦しました。

当時、四回戦まで勝ち進むことが目標だった私は、既に目標を達成し、初めて対戦するスーパーシードの選手に「一セットくらい取りたい。」そんな気持ちで試合に臨みました。

そのため緊張することもなく、自分が今まで練習してきたサーブ三球目攻撃や中陣からの攻撃等、思い切ってプレーすることが出来、本人も周りもまさかのストレートで、勝利しました。

今まで全国の舞台で活躍していなかったため、最初は余裕の表情だった相手がセットを重ねるごとに明らかに 焦り、緊張していくのが分かりました。

よく、「向かっていく気持ちで」と言いますがいざ試合になると「勝ちたい」とか「勝たなければ」と言う気持ちが先行してなかなか思うようにプレー出来ません。

私にとっても、勝ちを意識せず向かって行けた、最初で最後の試合です。

負けて当たり前と思って臨んだ私に対して、相手は勝って当たり前、更に全日本優勝をも期待された状況でした。

プレッシャーの中で勝つことの難しさ、試合で技術を出すためには強い精神力も必要だということを、私はこの先身を持って知ることになります。

 

(次回へ続く・・・。)

 

《WINK’Sメッセージ》
越崎(福場)さんは、ご本人の体験をもとにしたコラムが広島県内の卓球少女の希望になるべくボランティアで引き受けて下さいました。
今後の連載もお楽しみに!

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