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松本太郎先生特集コラム 「未来へ向けて」


 子どもたちに今の世の中の事を知ってもらうために
廿日市市市議会議員の松本太郎先生に、特集コラムを書いていただきます。

5面松本先生

 現在、廿日市市が抱える問題の一つに、人口減少があります。特に、若い人たちの都市部への流出をいかに食い止めることができるかということが、今後のまちの在り方を大きく左右します。広島市はもちろん、関西圏や首都圏へ、毎年多くの若者が進学・就職のために移住しています。
ただ、これは決して廿日市市に限ったことではなく、全国の地方都市が抱える問題です。
将来においても、廿日市市をしっかり存続させていくためには、人口減少の弊害を極力小さくし、税収や経済活動をはじめ自立できるまちであり続けられるかが課題であると考えます。
当然、これまでのまちづくりと同じ感覚では、この難題を乗り切ることはできないでしょう。廿日市市のような地方都市では、当たり前のように人口が減少し、当たり前のように若い人たちが都会へ出て行っています。この大きな人の流れを変えるための政策が、いま求められています。
まずは、これまでの政策の延長では、新たな人の流れは生まれないという認識が必要です。これまでのまちづくりの発想を大胆に変えることで、新しいトレンドを生み出さなければならないのです。
そこで、一つ発想を変えるとするならば、すべての地域で現状を維持することは、もう不可能であると認識することです。
 これまでは、合併前の5か市町村(廿日市市、大野町、佐伯町、宮島町、吉和村)すべての地域で現状を維持しようと、散々努力をしてきました。しかし、宮島や中山間地域では、驚くほど人口が減少しました。それでも、過疎化した地域の人口を維持しようと、多くの財源が投じられましたが、全く効果が出ていません。
 そこで、これからは、まちの沿岸部と、中山間地域の将来の在り方は、分けて考えるべきだと、私は思います。
 まずは、沿岸部に、まちの拠点をつくり、そこの人口密度を高め、商業施設や公共インフラを集積させることで、多くのモノや͡コトなど、あらゆるものの消費密度を上げることが必要です。つまり、沿岸部をエンジンにして、まち全体を引っ張っていくのです。しかし、これまで廿日市市は、広島市のベッドタウンという認識のもと良好な住環境を維持することに重きを置いてきたがために、人口密度を高めるという方向性とは逆の方向に向かっていたのです。一定の人口集積があり、企業や行政が生産性を上げるための要素が整っている都市では、出生率が高く、若い人が増えている事例が多くあります。廿日市市でも、その方向性を見定めていけば、人口減少の弊害は、かなり軽減できます。
 
 今回は、まちの沿岸部に人、商業施設、公共インフラなどを集積させ、まちの強力なエンジンを創ることが、まずは廿日市市が目指していく方向であるというお話をさせていただきました。
次号では、この方向性をどう実現していくのかということを、具体的にお話しさせていただこうと思います。

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